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日本精神神経学会学術総会で発表しました

 

こんにちは、在星邦人メンタルヘルス研究会です。先月福岡で開催された日本精神神経学会学術総会にて、昨年9月に実施させて頂きました調査結果を、「COVID-19感染拡大下におけるシンガポール在留邦人のメンタルヘルスの状況」というタイトルで発表させて頂きました。

 

今回の発表でお伝えしたのは「シンガポールの厳しい規制や一時帰国出来ないこと等の行動制限は、ストレス要因の一つではあったが、抑うつや不安への影響を与えたことは、人間関係や雇用の問題など、日常の困難であった」ということでした。このことは、海外在住で当該国のルールなど、自分の力で変えられないことがあったとしても、カウンセリング等の心理支援による介入がメンタルヘルス不調の改善に寄与する可能性がある、ということを証明することが出来たと考えています。逆境の中にあっても、私たち支援者はこの問題に共に向き合い続けて行くことが必要であると改めて実感しております。

 ご参考:第118回日本精神神経学会学術総会 ホームページ

  https://www.jspn118.org/index.html

 弊会ではこれからも、在星邦人のこころの健康にまつわる調査研究及び情報提供を通して、シンガポール在留邦人の皆様のお役に立つことの出来る活動を目指して参ります。引き続き、宜しくお願い致します。

 

 🄫 2022 在星邦人メンタルヘルス研究会 Japanese Mental Health Study Group, Singapore